2024.01.28
令和6年1月28日(日)レヴィタかつうらさんの施設をお借りして「皮鞣し講習会」を開催しました。
講師に勝浦町の脇坂さんをお招きしました。
最初に鞣しの講義を行っていただいた後、実習に移りました。
まずシカ皮の汚れを落とし、複数人で薄皮(筋)をナイフなどの刃物で削ぎ取っていきました。ですが、なかなか薄皮を落とせず…。高圧洗浄機で剥ぐと早いとのことでしたので、それぞれ体験させていただきました。2枚皮を並べた写真の右が高圧洗浄機で薄皮をはいだものです。白さがまったく違います…。
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きれいに内側の皮が処理できた後、毛を落とす場合は薬液につけて約半日置くと毛がとれるとのことでした。ですが本日は時間がなかったので、2時間程度薬液につけたものの毛を抜いてみると、薬液に漬かっていた場所は面白いほどスッと毛がぬけていきました。
ここまでを終えてきれいに処理された皮は約1週間程度、薬液につけて状態がよければ干す工程に移ります。干すのも、ただ干しておくだけではなく、皮の状態を見ながら水分や油分を足しながら伸ばしていくとのことでした。
完成まで約1か月かかるとのことでしたが、皮の状態を見ながらなので時間が伸びたり少し早まったりするとのことでした。
今回は、毛を抜くまでの工程を体験しましたが、ここまででも大変な労力が必要なため革製品が高価な理由がわかった気がしました。
下の写真は脇坂さんの作品です。鹿革で作った恐竜がとても可愛らしかったです。このように鹿革を使用した物づくりのイベントも開催しているようですので、勝浦町のイベント情報もぜひ確認してみてください!
本日、参加いただきました皆様ありがとうございました。